事例紹介
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メジャーテックツルミにはさまざまな業種の工場から工業用はかりに関する相談が寄せられます。半世紀余りにわたって工場からの相談を受けてそれを解決してきたわけですから、はかりに関しての相当な数の解決策、アイデア、ノウハウがストックされています。現場担当者にとっては頭を抱える問題も、メジャーテックツルミならすでに解決済みのものがあるかもしれません。また、たとえまだ解決していない問題だったとしても、必ず解決策にたどり着いてみせる、という経験に裏打ちされた自信があります。ほんの少しですが、いくつかの事例をご紹介します。

棚卸しの時間の効率化を実現

大型カウンティングスケール

大型カウンティングスケール

工場では、ひとつの部品が数百個、数千個もあるような場合、一個ずつ数えていると人的コストがかかり過ぎるという問題があります。棚卸しをおこなう際にはかりを使ってスピーディーに出来ないか?という相談がありました。

メジャーテックツルミがオーダーメイドで開発した大型カウンティングスケールは、部品の重量をもとに全体の計数を行います。数個の部品を計量して重量を登録した上で、その部品を計量機器に載せることで、計量器の上に何個部品があるかが表示される仕組みになっています。これなら、棚卸しもスピーディかつ正確に。しかも、はかりはフォークリフトで移動出来るようになっているので、使わないときに収納しておけるだけでなく、複数の現場で使用することも可能です。

独自システム構築で業務効率アップ

パソコンとの連動カスタム

パソコンとの連動カスタム

「計量結果を最初からエクセルで読み書きする」「現場に行かずはかりをコントロールしたい」「複数のはかりの計量結果をパソコンで一括管理したい」などデータ管理の要望は多岐に渡ります。計量器とパソコンを上手く連動させたいけれども、イメージ通りの既製品はなかなか見つかりません。

メジャーテックツルミは、既存のシステムを改造したり、オリジナルのシステムを構築することで、パソコンとの連動に関する数々のご要望にお応えしてきました。まずはお問い合わせいただき、どのような仕組みにしたいかお話ください。

人件費480万円削減

炭酸ガスの充填機をオーダーメイド

炭酸ガスの充填機をオーダーメイド

ある工場から「人件費を抑える提案をしてほしい」と言われました。生産ラインを分析していて注目したのは、この工場の液化炭酸ガスの充填機。現状では2人の作業員が従事しています。

はかりをデジタル化することで、これまで作業員が目分量、手作業でやっていたことが自動で充填できるようになるので、1人の作業員で対処できるようになりました。人件費1人分で1ヶ月あたり40万円×12ヶ月、年間で480万円のコストカットが実現しました。また、単に自動充填できるだけでなく充填スピードも上がったので、業務効率化も同時に実現したのです。

計量ミスが激減

計量ミスが激減しクレームゼロに

パソコンとの連動カスタム

トラックスケールから車輪がはみ出たまま伝票を発行してしまう計量ミスの事態を防ぎたい、という相談がありました。無人でドライバーに一任して伝票を発行するようなトラックスケールの場合、タイヤの一部がトラックスケールからはみ出し脱輪したままで伝票発行処理をしてしまうことがあります。特に、トラックスケールが小さかったり、トラックスケールが車を入れづらい場所にあったりすると、計量ミスはより多発します。

脱輪による計量ミスを防ぐために、既存のトラックスケールに脱輪検出機能を追加しました。光電センサーで車両がトラックスケールからのはみ出しを検出、正しくはかりに乗っていない場合はブザーを鳴らし伝票を発行できないようにして確実に計量できるよう改造しました。これで脱輪による計量ミスで発生していた余計な伝票処理やクレームへの対応から解放されるようになりました。

大手からの依頼により特許取得 第5961812号

重心位置計測装置(ブレードモーメント)

重心位置計測装置(ブレードモーメント)

大手電気メーカーが10年探し続けていた技術がメジャーテックツルミにありました。

水力発電、火力発電のタービンには約12,000枚の羽根があり、その羽根1枚1枚の重心の位置がごくわずかにそれぞれ違っています。タービンを稼働させるには、羽根の重心を測り最適な位置に設置する作業が必要で、ここに膨大な時間と手間がかかっていてこれまで大変苦労されていたようです。羽根のバランスが悪い状態でタービンが稼働してしまうと、最悪の場合、羽根は壊れてしまい、一度壊れると業務はストップし、復旧するまでに何日もかかり、その損失は数億円とも言われています。

メジャーテックツルミでは、過去に重心を見つける機械をオーダーメイドで作り上げた実績があり、その経験をもとに、大手電機メーカーの要望であった精度の高い重心位置計測装置(ブレードモーメント)を完成させることに成功しました。羽根の位置を組み替える作業回数・作業時間の大幅削減となり、コストカットにも役立つことが出来ました。大手電気メーカーの担当の方から「こんな機械をずっと探し求めていたんだ」と喜びの声を頂くことが出来ました。

また、今回の技術「重心位置計測装置」の特許が2016年7月8日に登録されました。

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